THOUGHT / 思想

FINDESTの思想

バッハ(評価の遅れ)

評価の前に、体感覚がある。

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SECTION 01

ヨハン・セバスチャン・バッハは 今日では誰もが認める巨匠です。

しかしその作品が広く再評価されたのは、 19世紀、メンデルスゾーンによる復活演奏以降のことでした。

真に優れたものは、 必ずしも最初から正しく評価されるとは限りません。

SECTION 02

一方、【体感覚】(Kinesthetic/キネステティック)というのは、受け取り手の感覚が整っているとき、感覚的にそれを深く理解し、強い共鳴を起こします。 その共鳴は、好みや流行を超えて、原型的(Archetypal)であり、正典的(Canonical)であり、超越的(Transcendent)な何か、 ──美しさや真理のようなものへ触れる感覚を伴います。 FINDESTは、 評価を基準に選んだのではありません。

SECTION 03

30年前、情報が今ほど整っていない時代に ドイツ13生産地域に渡り、 ひとつの地域につき数十軒単位で試飲を重ね、

「これは何かを表している!」と立ち止まり、 (give one pause)体感で選び続けました。

その中の多くが、 後に三つ星、四つ星、五つ星へと評価を高めていった。

結果として 世界規準で評価される生産者と 長く取引を続けることになったのです。

そこで、FINDESTは、その体感の整え方を、誰にでも共有可能な形へ落とし込むことにフォーカスしています。

TOOL 01

ワイン作法

ワイン作法

姿勢や呼吸を通して、 五感を静かに整え、 先入観や緊張をほどきます。 【思考モード】から【体感 kinestheticモード】へ 受取手が整った状態で向き合うと、 ワインは本来の表情を現します。 姿勢、呼吸、間、観察。 FINDESTは(瞑想行の正規指導にも関わる背景があるからこそ)、五感だけに頼らず、体感を一瞬で整えるための入り口を再現性ある形で提示します。

TOOL 02

エレメントセレクションカード

エレメントセレクションカード 1
エレメントセレクションカード 2
エレメントセレクションカード menu

ワインを専門用語で説明するのではなく、 生産者の人物像、生き方、背景、そしてワインが醸し出す雰囲気を、 「シンボリックなワード」や「デザイン」で現したもの。 お客様は自分の感覚で選び、スタッフはリラックスして語れる状態を、このカードがつくります。

TOOL 03

ミラーティスティング

ミラーティスティング

この一杯から、どんな出来事を思い出しましたか?

③ ミラーティスティングは、 ワインを“鏡”として使い、 一杯から浮かんだ印象や記憶を共有した後に、そのワインの背景を知る。 その一致や重なりに、参加者は静かな驚きを覚えます。 ワインは、無意識と対話する媒介になり得るのです。

SECTION 05

■ 私たちが目指すもの FINDESTが大切にしているのは、 ワインの販売だけではなく、 ワインを通して育つ審美眼です。 受け取る側が整えば、 生み出す側の質も自然と高まります。 それはワインに限らず、 文化そのものの成熟につながります。